COLLECTION

2025 AW

Fictional Archeology

今季のコレクションは、現代アーティスト Daniel Arsham の**「フィクショナル・アーケオロジー(架空の考古学)」** に着想を得て構築されました。「現代は、未来から見た過去である」 という視点のもと、現代の衣服が未来で発掘されたと仮定し、時間の経過を感じさせる風化や侵食の痕跡をデザインに取り入れています。分断された衣服の要素をブリコラージュ的手法で再構築し、新たな形態へと昇華させることで、衣服の生成プロセスそのものを表現しました。クラシックなデザインを解体・再構築することで、仮想未来的なエレガンスと遊び心を融合しています。

このコレクションは、衣服を通じた時間の再解釈でもあります。未来から発掘された衣服という架空の考古学的視点を取り入れることで、過去・現在・未来の境界を曖昧にし、新たな価値を創造する試みです。 

2025 SS

Satirical elegance

今季私たちは <風刺的なエレガンス>をテーマに、ユーモアとエレガンスを融合させたコレクションを展開します。

インスピレーションはコンテンポラリアートの巨匠であるTom Sachs, Maurizio Catelan そしてMarcel Duchmaの作品に由来します。彼らの共通点として、既成概念への挑戦、ユーモアと風刺の要素、コンセプチュアルアートの精神、そして日常的なオブジェクトの再解釈が挙げられます。

日常にユーモアとエレガンスをもたらすスタイルを提案し、モダンで知的な女性像と今季はユニセックスアイテムにより男性像も描き出しています。

2024 AW

Post Standard

今季私たちのテーマは「スタンダードとは何か?」という疑問から生まれました。

現代における「スタンダード」とされる衣服のコンテクストを、テーラードからミリタリーに至るまで幅広くリサーチを行い、既視感のあるそのフォームを現代的な女性らしく、しかし強いカタチへと昇華していくことで、モダンの次にある新しい状態「Post Standard」へと導くことができることを願っています。

2024 SS

Ready-made and inframince

"エレガントなダダイズム:マルセル・デュシャンの奇想と革新"

デュシャンは芸術の概念を覆し、想像力と革新を通じて新たな視点を提案しました。
このコレクションでは、彼の実験的なアプローチとアート作品、コンセプトからインスピレーションを受け、独創的なデザインと斬新なテクスチャーを組み合わせたエレガントなスタイルを追求します。

2023 AW

EDWARDIAN WOMAN IN MODERN DAYS

今季の発想源になったのは1880年〜1910年代
ヴィクトリアン時代後期、エドワーディアン時代の服飾文化である。
時代の移り変わりが激しく、ひとつの時代の終焉、新たな時代への幕開け。

2023 SS

:VICTORIAN WOMAN IN MODERN DAYS

発想源は学生時代に作っていた自身のスケッチブック。ファッションの栄華を極めたその時代のヴィクトリアン女性が現代にいたらというシンプルなアイデア。

2022 AW

UNTITLED: 9484

建築家レム・コールハースのコンセプト、デザイン、ブック、グラフィックからインスパイアされた今シーズン、2つの大きな要素に影響されている。

2022 SS

UNTITLED : 9894

現代芸術家・杉本博司氏+榊田倫之 / 新素材研究所の著書[Old is New]にインスパイアされた今シーズン。

杉本氏の触れる、芸術、建築への考えからモダニズム建築、Bau Haus、Dadaism、William Morrisへと連想されていく。

江之浦測候所に赴き観測すること、知覚することを感じた、そして彼の作品から感じた「見立て」という行為...

2021 AW

UNTITLED: 7498

今季コレクションのインスピレーションになったのは

Diaspora(ディアスポラ)の考えである。

ディアスポラとは元の国家、民族の居住地から離れて暮らす国民や集団、コミュニティ、故郷から遠く離れて”移動しながら生きる”こと...

2021 SS

UNTITLED:8874

建築家・隈研吾氏の建築、構造、デザインコンセプト、 そして隈氏本人との対談からインスパイアされた今シーズン。 彼の提言する[負ける建築] 自然に溶け込み、周りの環境に馴染み、人と穏やかに調和…

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