COLLECTION
Sculpting the Void :Less, but better
今季 EZUMi が挑むのは、衣服を“彫刻”として捉える視点です。
Dieter Rams の提唱した「良いデザインの 10 原則」、その最終項にある "Less, but better" を核に据えながら、Donald Judd、Barbara Hepworth、Richard Serra ら抽象彫刻家たちの思考を重ね合わせることで、構造と存在の本質に向き合います。
彼らに共通するのは、“装飾しない”という選択。語るのではなく、ただそこに“在る”こと自体が、最も雄弁であるという信念。私たちはその思想を、布地やシルエット、空間の扱いに転写しました。
架空の考古学としての服
今季のコレクションは、現代アーティスト Daniel Arsham の**「フィクショナル・アーケオロジー(架空の考古学)」** に着想を得て構築されました。
「現代は、未来から見た過去である」 という視点のもと、現代の衣服が未来で発掘されたと仮定し、時間の経過を感じさせる風化や侵食の痕跡をデザインに取り入れています。
分断された衣服の要素をブリコラージュ的手法で再構築し、新たな形態へと昇華させることで、衣服の生成プロセスそのものを表現しました。
Satirical elegance
今季私たちは<風刺的なエレガンス>をテーマに、Tom Sachs, Maurizio Cattelan, Marcel Duchampからインスパイアを受け、ユーモアと風刺、既成概念への挑戦をデザインに反映。
現代的なスタンダードアイテムのオリジンを再解釈し、シルエットやディテールに新たな視点を加えました。クラシックなアイテムにユニークなカッティングやディテールを施し、驚きと遊び心をデザインに込めました。日常にユーモアとエレガンスをもたらすスタイルを提案します。
Post Standard
今季私たちのテーマは「スタンダードとは何か?」という疑問から生まれました。
現代における「スタンダード」とされる衣服のコンテクストを、テーラードからミリタリーに至るまで幅広くリサーチを行い、既視感のあるそのフォームを現代的な女性らしく、しかし強いカタチへと昇華していくことで、モダンの次にある新しい状態「Post Standard」へと導くことができることを願っています。
Ready-made and inframince
"エレガントなダダイズム:マルセル・デュシャンの奇想と革新"
デュシャンは芸術の概念を覆し、想像力と革新を通じて新たな視点を提案しました。
このコレクションでは、彼の実験的なアプローチとアート作品、コンセプトからインスピレーションを受け、独創的なデザインと斬新なテクスチャーを組み合わせたエレガントなスタイルを追求します。
EDWARDIAN WOMAN IN MODERN DAYS
今季の発想源になったのは1880年〜1910年代
ヴィクトリアン時代後期、エドワーディアン時代の服飾文化である。
時代の移り変わりが激しく、ひとつの時代の終焉、新たな時代への幕開け。
VICTORIAN WOMAN IN MODERN DAYS
発想源は学生時代に作っていた自身のスケッチブック。ファッションの栄華を極めたその時代のヴィクトリアン女性が現代にいたらというシンプルなアイデア。