Style Hub vol.2 DOESKIN SERIES
1900年代初頭の英国、ヴィクトリア女王の次に王位に着いたエドワード7世。彼が統治したエドワーディアン時代は、謹厳な母ヴィクトリアとは対照的に、新しい世紀を反映した自由なものだったという。そうした時代の変化の中で、フェミニンとマニッシュの混在するスタイルが生まれた。
EZUMi 2023 Autumn & Winter コレクションでは、そのスタイルに着目してモダンに昇華。その一つとして、礼服にも使用される「ドスキン」(※下記参照)生地を用いたモードなシリーズを展開する。
※ドスキンとは、その手触りが牝鹿の皮に似ていることから「doe(牝鹿) skin(皮)」と呼ばれる生地で、梳毛糸を繻子織りにした、柔らかくて光沢のある毛織物のこと。経糸と横糸がいわゆる市松模様になる平織りに比べ、繻子織りは糸の交差回数が少ないため密度があり、表面はさらりと滑らか。タキシードや礼服に使用される高級素材。
テーラードジャケットからインスパイアされた「ベアトップテーラードドレス」は、同素材のボレロがセットになったアイテム。大胆なテントラインが動くたびに揺れ、華やかな存在感を醸し出す。ドレスの裾に柔らかいボーンを入れることで、テントラインをキープ。
― How to styling ―インナーには、シャツ・ブラウス、タートルネックなど、テーラードジャケットに合わせるようなアイテムがお勧めです。
同じく、テーラードジャケットからインスパイアされたものが「ドスキンテーラードミニドレス」。胸元のシャープなV開きがモードかつエレガントな印象。ジャケットのような仕様のポケットと袖口のディティールが、ミニドレスでありながらマニッシュさを兼ね備えている。
― How to styling ―
インナーには、シャツ・ブラウス、タートルネックなど、テーラードジャケットに合わせるようなものがお勧めです。ボリュームのある巻物を合わせるのも◎。
エドワーディアンジャケットのディティールを落とし込んだ「ドスキンダブルブレストジャケット」。前身頃はセミダブルで、襟はマニッシュなピークドラペル。肩幅を大きくとったパワーショルダーのデザインで強さがありつつ、NAVYには艶消しのメタルボタン、BLACKにはくるみボタンを使用しており、洗練されたモードな印象に仕上がっている。
― How to styling ―
きれいめボトムはもちろん、デニムやワークパンツなど丈夫な素材のボトムと合わせてハードに見せたり、柔らかい素材のフレアスカートやワンピースと合わせてソフトに見せたりして着回せます。肩が大きめで多少着込めるので、真冬前までのアウターとしても。
第一次世界大戦時にイギリス軍が開発したのが原型といわれているトレンチコートからインスパイアされたデザインの「ドスキントレンチコート」。ドスキン生地を使用することで第一印象はエレガントな一方、トレンチコートに欠かせないパーツをきちんと残した本格派コート。素材は柔らかくも、その姿は強く、美しい。
― How to styling ―
肩の位置を少し落として身幅にもゆとりのあるオーバーシルエットなので、袖口のベルトやウエストベルトをギュッと締めてスタイリングをするとバランスよく着られます。もしくは、ケープのように羽織るだけでも。
ー Featured items ー
Doeskin jump suits
Color:Navy
Size:S/M
Price:¥57,200 (税込)
Size:S/M
Price:¥68,200 (税込)